【ニュース】特定技能制度の対象に4分野追加を検討【政府】
目次
政府は、特定技能制度の対象に、4分野を追加する方向で検討している事が分かりました。
追加が実現すると、最長5年の滞在が可能となる「特定技能1号」の対象分野が、現在の「12分野」から「16分野」になります。
2019年の制度創設以来、追加は初めての試み。本年度内の決定を視野に協議が始まります。
追加検討されている4分野
追加検討に入った分野は、自動車運送、鉄道、林業、木材産業の4分野です。
自動車運送
バス・タクシー・トラックドライバーが想定されています。
今年4月からスタートする、ドライバーの残業時間上限規制によって人手不足が深刻化する「2024年問題」が懸念されており、解消につなげる狙いがあります。
2024年問題とは
2024年4月1日からトラックドライバーの年間の時間外労働時間(残業時間)の上限が960時間までに規制されることによって生じる様々な問題の総称で、今後の物流業界に大きな影響を与える問題です。
2024年問題とは?弁護士がわかりやすく解説|物流業界必見
鉄道
車両製造や運転士・駅員などの業務に加えたいと、業界からの要望が上がっています。
林業
育林業務が想定されています。
木材産業
木材加工業が想定されています。
既存分野の追加業務
既存の12分野の中で「飲食料品製造分野」「産業機械分野」でも、追加業務が検討されています。
検討されている内容は以下となります。
飲食料品製造分野
スーパーでの総菜調理
産業機械分野(素形材・産業機械・電気電子情報関連製造業分野)
繊維や印刷などの業務
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【デイリー】特定技能対象に4分野追加を検討 自動車運送、鉄道や林業
【日刊スポーツ】特定技能に4分野追加検討 自動車運送、鉄道や林業 外国人材受け入れ大幅拡大へ
【朝日新聞】深刻化する運転士不足 外国人労働者の特定技能、4分野の追加を検討
まとめ
特定技能2号に対応する分野を追加する法案も昨年6月に決まり、各分野でそれぞれ試験への対応が進められています。
2019年から始まった特定技能制度創設以来、追加は初めて。
本年度内の決定を視野に関係省庁が協議します。
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