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2023年3月

★試験案内★介護技能評価試験/介護日本語評価試験スケジュール【2023年4、5月実施分】(2023年3月29日現在)

介護技能評価試験/介護日本語評価試験の2023年4、5月のスケジュールと、試験内容について紹介します。

最新情報や詳細につきましては、厚生労働省のウェブサイトでご確認ください。
👉「介護分野における特定技能外国人の受入れについて」厚生労働省

介護技能評価試験/介護日本語評価試験スケジュール【2023年4、5月実施分】

介護技能評価試験/介護日本語評価試験は、日本国内と海外で実施されます。

それぞれのスケジュールは以下になります。

国内試験

試験は47都道府県で実施されます。
2023年4、5月までのスケジュールが発表されております。

👉2023年4月のスケジュール【PDF】
👉2023年5月のスケジュール【PDF】

海外試験

試験はカンボジア・インドネシア・モンゴル・ミャンマー・ネパール・フィリピン・タイ・スリランカ・バングラディシュ・インド・ウズベキスタンで実施されます。

2023年3月のスケジュールが発表されております。

👉2023年3〜6月のスケジュール【PDF】

受験手続きの流れ

専用の予約受付サイトから受験を申し込みます。

国内試験の申し込み方法はこちら
👉「介護技能評価試験・介護日本語評価試験 国内試験 申込手順」厚生労働省【PDF】

試験申し込みはこちら
👉「予約受付サイト」

※試験日の3営業日前の23:59まで、予約・変更・キャンセルが可能です。
※2ヶ月後(60日後)までの試験予約が可能です。また、試験受験後、45日間は次の受験ができません。
※日本国籍の者は受験することができません。

介護技能評価試験・介護日本語評価試験について

介護技能評価試験・介護日本語評価試験の試験水準や実施方法などは以下となります。

介護技能評価試験とは

試験水準介護職種・介護作業の第2号技能実習修了相当の水準である介護技能実習評価試験と同等
※介護業務の基盤となる能力や考え方等に基づき、
 利用者の心身の状況に応じた介護を自ら一定程度実践できるレベル
実施方法学科試験・実技試験
実施方式コンピュータ・ベースド・テスティング(CBT)方式
試験科目学科試験
①介護の基本 ②こころとからだのしくみ ③コミュニケーション技術 ④生活支援技術
実技試験
判断等試験等の形式による実技試験課題を出題
受験料1,000円程度
合格基準問題の総得点の60%以上

出題基準👉「介護知識・技能に関する出題基準」【PDF】
サンプル問題👉「介護技能評価試験 サンプル問題」【PDF】

介護日本語評価試験とは

試験水準介護現場で介護業務に従事する上で支障のない程度
実施方式コンピュータ・ベースド・テスティング(CBT)方式
試験科目①介護のことば ②介護の会話・声かけ ③介護の文書
受験料1,000円程度
合格基準問題の総得点の60%以上

サンプル問題👉「介護日本語評価試験 サンプル問題」

介護技能評価試験・介護日本語評価試験の学習用テキスト等について

介護技能評価試験・介護日本語評価試験に対応する学習用テキスト等が、(公社)日本介護福祉士会より公開されています。

介護の特定技能評価試験学習用テキスト

■日本語版【PDF】 ■英語版【PDF】

外国人のための介護福祉専門用語集

■英語版【PDF】

日本語・英語版のほか、クメール語版・インドネシア語版等、全10ヶ国語が厚生労働省のウェブサイトにて公開されています。

👉「介護分野における特定技能外国人の受入れについて」厚生労働省

まとめ

2023年3月29日現在で発表されている試験情報は、以上となります。

最新情報や詳細につきましては、厚生労働省のウェブサイトでご確認ください。
👉「介護分野における特定技能外国人の受入れについて」厚生労働省

NES(ネバーエンディングスピリッツ)協同組合では「特定技能者で働きたい外国人の方」と「特定技能者を採用したい企業やお店」のマッチングをお手伝いします。お気軽にご相談下さい!

参考:「介護分野における特定技能外国人の受入れについて

【出入国在留管理庁】「令和4年12月末の特定技能制度運用状況」について

令和5年2月17日、出入国在留管理庁より「令和4年12月末の特定技能在留外国人数」が公表されました。

特定技能在留外国人数(速報値)は定期的(3ヶ月毎)に公表されています。
※今回は、令和4年6月から6ヶ月後に公表されました。

詳細は出入国在留管理庁ウェブサイトにてご確認下さい。
👉「令和4年12月末の特定技能制度運用状況」について(PDF) 」出入国在留管理庁
👉「特定技能1号在留外国人数(令和4年12月末現在)」出入国在留管理庁

特定技能在留外国人数の推移

平成31年4月~令和4年12月末現在の、特定技能在留外国人数の推移(速報値)です。

総数は130,923名。

内訳は、
①在留資格変更許可を受け「特定技能」で在留…106,520名 (令和4年6月より +33,136人)
②上陸時に「特定技能」の許可を受けて在留…24,403名(令和4年6月より +10,315人)

となっております。

令和4年6月末と比べると、約43,000名増加しています。

国籍・地域別特定技能在留外国人数の推移

令和4年12月末現在〈速報値〉では、ベトナムが最多で52,748名(令和4年16月より+24,389名)で前回同様、全体の60%以上を占めています。
次がインドネシア16,327名(12.5%)、フィリピン13,214名(10.1%)、中国6.8%と続きます。

令和4年4月〜6月の3ヶ月の間、ベトナムは約12,000名増加していましたが、
令和4年7月〜12月の6ヶ月で約25,000名の増加となっております。

分野別特定技能在留外国人数の推移

令和4年12月末現在〈速報値〉では、飲食料品製造業が最多で42,505名・32.5%を占めております。
次に素形材・産業機械・電気電子情報関連製造業:27,725名・21.2%、農業:16,459名・12.6%、介護:16,081名・12.3%と続きます。

飲食料品製造業は、令和4年6月末と比べ13,000名ほど増加しています。

業務区分別の人数はこちら👇

都道府県別特定技能在留外国人数の推移

令和4年12月末現在〈速報値〉では、前回に引き続き愛知県が最多で11,555名・8.8%、大阪府が7,811名・6.0%、茨城県が7,426名・5.7%、埼玉県5.6%、千葉県5.5%、神奈川県4.8%と続きます。

令和4年6月末と比べると、愛知県では約3,000名増加しています。

技能試験等の実施状況について(令和4年12月末現在〈速報値〉)

技能試験

国内・海外(1~10ヶ国)の合計受験者数211,495
内、合格者数145,948人となります。

日本語試験(日本語基礎テスト:JFT Basic)

国内・海外(10ヶ国)の合計受験者数80,855
内、合格者数は33,489となります。

分野別に見ていくと、技能試験最多受験者数は介護分野の62,589人合格者数は42,975人
次が飲食料品製造分野で受験者数49,447人合格者数36,246人となります。

※介護分野における介護日本語試験は、受験者数及び合格者数に計上されておりません。

登録支援機関数(令和4年12月末現在〈速報値〉)

登録支援機関数の総数は7,831件。
令和4年6月末時点から702件増加しています。

内訳は、株式会社・合同会社等の会社が4,258件・54.4%で過半数を占めております。
中小企業事業協同組合が2,054件・26.2%で2番目、行政書士(個人) が538件・6.9%、一般社団法人2.6%と続きます。

まとめ

続々と増えていく特定技能外国人。

今後も、様々な情報を掲載します!

NES(ネバーエンディングスピリッツ)協同組合では「特定技能者で働きたい外国人の方」と「特定技能者を採用したい企業やお店」のマッチングをお手伝いします。お気軽にご相談下さい!

参考:
「特定技能在留外国人数の公表」出入国在留管理庁
「令和4年12月末の特定技能制度運用状況」について(PDF) 」出入国在留管理庁

【技能実習生】日本語授業の様子🎌

NES協同組合の日本語研修センターでは現在、
医療・福祉施設給食製造分野の実習生が日本語の勉強中!

今日は、仕事で必ず使う野菜の名前を勉強しています。

日本語は「ひらがな」「カタカナ」「漢字」で成り立っています。
最初は一番簡単なカタカナから!

やはり一番むずかしいのは漢字ですね。

大根、小松菜、里芋、水菜、白菜…

次は南瓜かな?

実習生が書いた文字を、講師が訂正します。
線が何本あるのか、大きく書いて解説!

玉葱の「葱」の字は、日本人でも難しい…💦

仕事では、書くことは少ないかもしれませんが、
一文字ずつ書いて覚える事で理解度が深まります✨

まとめ

先日、授業中の教室にお邪魔しました。

日本の歌を、歌詞を見ながら楽しそうに歌っていたのですが、
発音がとても上手で驚きました😆

楽しそうな歌声を聞きながら、今日もブログを書いています✨

NES(ネバーエンディングスピリッツ)協同組合では「特定技能者で働きたい外国人の方」と「特定技能者を採用したい企業やお店」のマッチングをお手伝いします。お気軽にご相談下さい!

★試験案内・海外★ 2023年度 外食業・飲食料品製造業特定技能1号技能測定試験【2023年5月開催】

一般社団法人 外国人食品産業技能評価機構より【外食業特定技能1号技能測定試験】【飲食料品製造業特定技能1号技能測定試験】の国外試験について詳細が発表されたのでご紹介します。

試験の最新情報や詳細につきましては、一般社団法人 外国人食品産業技能評価機構のウェブサイトでご確認ください。
👉「外食業特定技能1号技能測定試験」一般社団法人 外国人食品産業技能評価機構
👉「飲食料品製造業特定技能1号技能測定試験」一般社団法人 外国人食品産業技能評価機構

国外試験予約方法・空席照会

外食業、飲食料品製造業ともに試験を予約する為には「プロメトリックID」を取得する必要があります。
※日本国内で受験する際に必要な「マイページ」とは異なります。

👉プロメトリックIDを取得する

IDを取得後、ログイン画面に進みます。

👉ログイン

試験会場、試験日等を選択し、eウォレット、クレジットカードまたはバウチャー番号を使用して予約してください。

支払い方法は、受験国によって異なります。
詳細は下記URLからご確認下さい。

外食業特定技能1号技能測定試験案内👉https://otaff1.jp/gaisyoku/?c=kokugai
飲食料品製造業特定技能1号技能測定試験案内👉https://otaff1.jp/insyoku/?c=kokugai

2023年度 外食業特定技能1号技能測定試験情報(国外)

下記7ヶ国での実施が予定されています。
試験日の詳細はスケジュールをご確認ください。

試験日程表👉http://ac.prometric-jp.com/shared/schedu/Schedule_OTAFF_T1.pdf

ネパール

試験日(予定)5月14日~
試験予約受付開始(予定)4月26日~
実施都市カトマンズ
オンラインバウチャー
申込受付開始
3月29日 現地時間12:00~
(日本時間15:15~)
受験料NPR 4,370

※受付開始時間は15分程度遅れる可能性があります。
※先着順のため、申込状況により途中で受付終了となる場合があります。

ミャンマー

試験日(予定)5月10日~
試験予約受付開始(予定)4月26日 日本時間18:00頃
実施都市ヤンゴン、マンダレー
受験料USD 33

インドネシア

試験日(予定)5月11日~
試験予約受付開始(予定)4月26日 日本時間10:00頃
実施都市ジャカルタ、スラバヤ、バンドン、ジョグジャカルタ、メダン、スマラン
受験料IDR 450,000

※ワクチン接種済の方のみ受験が可能です。
※ワクチン接種証明書を会場で提示できない、またワクチン証明書に記載された氏名がIDと一致しない場合、「欠席」となり、受験料金は返金されません。
※ワクチン接種が最低1回済んでいることが必要です。
試験会場ではインドネシア政府の方針に基づき対応しています。

フィリピン

試験日(予定)5月13日~
試験予約受付開始(予定)4月26日 日本時間18:00頃
実施都市マニラ、セブ、ダバオ
受験料PHP 1,700

※マニラとダバオでは、2021年11月以降ワクチン2回接種済の方のみ受験が可能です。ワクチン2回接種済の方のみ予約をしてください。
※会場では、ワクチンカード(デジタルでも紙でも可)か、各自治体提供のアプリのいずれかを提示してください。
※ワクチン2回接種証明書を会場で提示できない、またワクチン証明書に記載された氏名がIDと一致しない場合「欠席」となり、受験料金は返金されません。
※セブでは、現時点では2021年11月以降もワクチン接種に関係なく受験が可能です。
※試験会場ではフィリピン政府の方針に基づき対応しています。

スリランカ

試験日(予定)5月10日~
試験予約受付開始(予定)4月26日 日本時間18:00頃
実施都市コロンボ
受験料LKR 6,300

タイ

試験日(予定)5月13日~
試験予約受付開始(予定)4月26日 日本時間18:00頃
実施都市バンコク
受験料THB 1,050

カンボジア

試験日(予定)5月11日~
試験予約受付開始(予定)4月26日 日本時間18:00頃
実施都市プノンペン
受験料USD 33

2023年度 飲食料品製造業特定技能1号技能測定試験情報(国外)

下記2ヶ国での実施が予定されています。
試験日の詳細はスケジュールをご確認ください。

試験日程表👉http://ac.prometric-jp.com/shared/schedu/Schedule_OTAFF_T2.pdf

インドネシア

試験日(予定)5月11日~
試験予約受付開始(予定)4月26日 日本時間10:00頃
実施都市ジャカルタ、スラバヤ、バンドン、ジョグジャカルタ、メダン、スマラン
受験料IDR 450,000

※ワクチン接種済の方のみ受験が可能です。
※ワクチン接種証明書を会場で提示できない、またワクチン証明書に記載された氏名がIDと一致しない場合、「欠席」となり、受験料金は返金されません。
※ワクチン接種が最低1回済んでいることが必要です。
※試験会場ではインドネシア政府の方針に基づき対応しています。

今後の予定

2023年度は、基本的に隔月での試験実施を予定しております。
実施検討中:2023年7月、9月、11月、2024年1月、3月

※7月以降の各試験実施月の予約開始日程、試験実施日については、決定次第、随時公表予定。

フィリピン

試験日(予定)5月13日~
試験予約受付開始(予定)4月26日 日本時間18:00頃
実施都市マニラ、セブ、ダバオ
受験料PHP 1,700

※マニラとダバオでは、2021年11月以降ワクチン2回接種済の方のみ受験が可能です。ワクチン2回接種済の方のみ予約をしてください。
※会場では、ワクチンカード(デジタルでも紙でも可)か、各自治体提供のアプリのいずれかを提示してください。
※ワクチン2回接種証明書を会場で提示できない、またワクチン証明書に記載された氏名がIDと一致しない場合「欠席」となり、受験料金は返金されません。
※セブでは、現時点では2021年11月以降もワクチン接種に関係なく受験が可能です。
※試験会場ではフィリピン政府の方針に基づき対応しています。

今後の予定

2023年度は、基本的に隔月での試験実施を予定しております。
実施検討中:2023年7月、9月、11月、2024年1月、3月

※7月以降の各試験実施月の予約開始日程、試験実施日については、決定次第、随時公表予定。

学習テキスト

外食業、飲食料品製造業それぞれの学習テキストは、下記HPにて公開されています。

外食業特定技能1号技能測定試験

日本語版の他、英語・ベトナム語・クメール語・ミャンマー語・タイ語・インドネシア語・ネパール語の翻訳版が公開されています。

👉一般社団法人 日本フードサービス協会

飲食料品製造業特定技能1号技能測定試験

日本語版の他、英語・ベトナム語・クメール語・ミャンマー語・インドネシア語・中国語の翻訳版が公開されています。

👉一般財団法人 食品産業センター

まとめ

2023年3月18日現在で発表されている試験情報は、以上となります。

試験問題の構成、問題数、試験時間、合格基準は、日本国内試験と同じです。

試験実施予定の最新情報や詳細につきましては、一般社団法人 外国人食品産業技能評価機構のウェブサイトでご確認ください。
👉「外食業 国外試験」一般社団法人 外国人食品産業技能評価機構
👉「飲食料品製造業 国外試験」一般社団法人 外国人食品産業技能評価機構

NES(ネバーエンディングスピリッツ)協同組合では「特定技能者で働きたい外国人の方」と「特定技能者を採用したい企業やお店」のマッチングをお手伝いします。お気軽にご相談下さい!

参考:特定技能1号技能測定試験一般社団法人外国人食品産業技能評価機構

特定技能・分野別運用方針「⑫漁業分野」

特定技能外国人の雇用が可能な業種は、国が特定産業分野に指定した12業種になります。
全ての分野共通の基準とは別に、それぞれの分野で固有の基準が設けられています。

では、業種別に詳細を確認していきましょう!
今回は「漁業分野」の基準について紹介します。

漁業分野の現状

漁業分野における就業者は、平成10年に27万7,000人であったものが平成29年には15万3,000人と約半減、雇われ就業者も3年間で約1割減少しているほか、漁業分野の有効求人倍率は、漁船員2.52倍水産養殖作業員2.08倍となっているなど、深刻な人手不足の状況にあります。

漁業分野の雇われ就業者の約2割を占める65歳以上の熟練の高齢労働者が順次引退していくことなどから、今後も人手不足の深刻化が見込まれるところ、我が国漁業の存続・発展を図り、国民のニーズに応じた水産物を安定的に供給する体制を確保するとともに、将来にわたって漁業が持つ多面的な機能が発揮されることが必要不可欠です。

国内人材確保のために、漁業就業相談会や漁業体験、長期研修等の業界の取組を支援しています。
就業者が減少する中、毎年2,000人近い新規就業者を着実に確保しています。

特定技能「漁業分野」の基準

漁業分野における基準や業務内容、特定技能外国人に求められる水準についてご紹介します!

雇用形態について

特定技能外国人を「漁業分野」で雇用する方法は、以下になります。

①直接雇用
②労働者派遣

派遣事業者は、地方公共団体または漁業協同組合、漁業生産組合もしくは漁業協同組合連合会その他漁業に関連する業務を行っている者が関与するものに限ります。

漁業分野においては、同じ地域であっても、対象魚種や漁法等によって繁忙期・閑散期の時期が異なるとともに、漁業分野の事業者の多くが零細で半島地域や離島地域等に存在していること等の特性があり、地域内における業務の繁閑を踏まえた労働力の融通、雇用・支援の一元化といった漁業現場のニーズに対応するため、漁業分野の事業者による直接雇用形態に加えて、派遣により特定技能外国人を受け入れることが出来ます

※派遣として特定技能外国人を受け入れる事が出来るのは、農業と漁業のみです。

受け入れ人数について

漁業分野では、受入れ機関ごとの受入れ人数に制限はありません

特定技能外国人が従事する業務内容について

特定技能外国人が「漁業分野」で従事する業務内容は、以下になります。

①業務区分「漁業」
 ・漁具の製作・補修
 ・水産動植物の探索
 ・漁具・ 漁労機械の操作
 ・水産動植物の採捕
 ・漁獲物の処理・保蔵
 ・安全衛生の確保 など


②業務区分「養殖業」

 ・養殖資材の製作・補修・管理
 ・養殖水産動植物 の育成管理
 ・養殖水産動植物の収獲(穫)・処理
 ・安全衛生の確保 など

漁業又は養殖業に従事する日本人が通常従事することとなる関連業務であれば、特定技能外国人材も付随的に従事することができます。
※専ら関連業務のみに従事することは認められません。
関連業務の一例:
①漁業の業務に従事している場合
・漁具・漁労機械の点検・換装
・船体の補修・清掃
・魚倉、漁具保管庫、番屋の清掃
・漁船への餌、氷、燃油、食材、日用品その他の操業・生活資材の仕込・積込み
・出漁に係る炊事・賄い
・採捕した水産動植物の生簀における畜養その他付随的な養殖
・自家生産物の運搬・陳列・販売
・自家生産物又は当該生産に伴う副産物を原料又は材料の一部として使用する製造・加工及び当該製造物・加工物の運搬・陳列・販売 
・魚市場・陸揚港での漁獲物の選別・仕分け
・体験型漁業の際に乗客が行う水産動植物の採捕の補助
・社内外における研修 等

②養殖業の業務に従事している場合
・漁具・漁労機械の点検・換装
・船体の補修・清掃
・魚倉、漁具保管庫・番屋の清掃
・漁船への餌、氷、燃油、食材、日用品その他の操業・生活資材の仕込 ・積込み
・養殖用の機械・設備・器工具等の清掃・消毒・管理・保守
・鳥獣に対する駆除、追払、防護ネット・テグス張り等の養殖場における食害防止
・養殖水産動植物の餌となる水産動植物や養殖用稚魚の採捕その他付随的な漁業
・自家生産物の運搬・陳列・販売
・自家生産物又は当該生産に伴う副産物を原料又は材料の一部として使用する製造・加工及び当該製造物・加工物の運搬・陳列・販売 
・魚市場・陸揚港での漁獲物の選別・仕分け
・体験型漁業の際に乗客が行う水産動植物の採捕の補助
・社内外における研修

※水産加工業は飲食料品製造業分野に含まれます。

技能水準について

特定技能「漁業分野」で求められる人材の技能水準は、以下のいずれかを満たしている者となります。

①漁業技能測定試験(漁業)
②漁業技能測定試験(養殖業)
③技能実習2号を良好に修了した者(修得した技能が、従事する技能と関連性が認められる場合)

漁船漁業職種(8作業)または養殖業職種(1作業)の技能実習2号(◎漁船漁業職種8作業:かつお一本釣り漁業、延縄漁業、いか釣り漁業、まき網漁業、ひき網漁業、刺し網漁業、定置網漁業、かに・えびかご漁業 ◎養殖業職種1作業:ほたてがい・まがき作業)を良好に修了した者については、修得した技能(◎漁船漁業職種:魚群を探し、適切な漁具・漁労機械を選択して、水産動植物を採捕し、その鮮度を保持するために用いられる ◎養殖業職種:適切な養殖資材を選択して、水産動植物を養殖し、収獲(穫)するために用いられる)が、特定技能外国人が従事する業務において要する技能の根幹となる部分に関連性が認められることから、①②の漁業技能評価試験は免除されます。

漁業技能測定試験(漁業)とは

実施方法:筆記試験、実技試験
実施方式:コンピュータ・ベースド・テスティング(CBT)方式またはペーパーテスト方式
受験資格:満18歳以上
試験科目:筆記試験…
     漁業全般及び安全衛生に係る知識及び業務上必要となる日本語能力を測定する。
     なお、試験は原則として真偽式とする。
     実技試験…
     図やイラスト等から漁具・漁労設備の適切な取扱いや漁獲物の選別に係る技能を判断する試験により
     業務上必要となる実務能力を測定する。なお、試験は原則として、多肢選択式とする。
合格基準:筆記試験及び実技試験の合計得点が6割5分以上を超える者

漁業技能測定試験(養殖業)とは

実施方法:筆記試験、実技試験
実施方式:コンピュータ・ベースド・テスティング(CBT)方式またはペーパーテスト方式
受験資格:満18歳以上
試験科目:筆記試験…
     養殖業全般及び安全衛生に係る知識及び業務上必要となる日本語能力を測定する。
     なお、試験は原則として真偽式とする。
     実技試験…
     図やイラスト等から養殖水産動植物の育成管理や養殖生産物の適切な取扱いに係る技能を判断する
     試験により、業務上必要となる実務能力を測定する。なお、試験は原則として、多肢選択式とする。
合格基準:筆記試験及び実技試験の合計得点が6割5分以上を超える者

学科試験の詳細はこちら👉
「在留資格「特定技能」漁業技能測定試験について」一般社団法人 大日本水産会

日本語能力水準について

特定技能「漁業分野」で求められる人材の日本語能力水準は、以下になります。

「国際交流基金日本語基礎テスト」または「日本語能力試験(N4以上)」合格

職種・作業の種類にかかわらず、技能実習2号を良好に修了した者は、ある程度日常会話ができ、生活に支障がない程度の日本語能力水準を有する者と評価され、国際交流基金日本語基礎テストおよび日本語能力試験(N4以上)のいずれの試験も免除されます。

漁業分野の受け入れ機関にのみ定められている特徴的な基準

特定産業分野14業種の中で、漁業分野にのみ定められている特徴的な基準があります。

①漁業特定技能協議会への加入
②労働者派遣形態の場合、一定の要件を満たすこと
③漁業特定技能協議会に対し必要な協力を行う登録支援機関に委託すること

では、確認して行きましょう!

①漁業特定技能協議会への加入

初めて漁業分野の特定技能外国人を受け入れた場合には、当該特定技能外国人の入国後4か月以内に、農林水産省が設置する漁業特定技能協議会に加入し、加入後は漁業特定技能協議会に対し、必要な協力を行うなどしなければなりません。

特定技能所属機関を直接又は間接に会員(組合員)とする団体(漁業団体など)も、協議会に参画することが必要です。

主な協議事項
①漁業分野に特有の事情に応じた固有の措置の設定
②構成員資格の確認
③不正行為に対する横断的な再発防止
④外国人材の受入れや人手不足の状況等に関する情報の把握・分析など

※登録支援機関は、必ずしも協議会の構成員になる必要はありません。

②労働者派遣形態の場合、一定の要件を満たすこと

特定技能雇用契約を締結する外国人を労働者派遣等の対象とする場合にあっては、派遣先を、漁業特定技能協議会及びその構成員に対し必要な協力を誠実に行うものとすることが不可欠です。

労働者派遣事業者について

漁業分野において労働者派遣形態により特定技能外国人を受け入れることができる労働者派遣事業者は、以下の①~③のいずれかに該当し、かつ、法務大臣が農林水産大臣と協議の上で適当と認められる者になります。

①漁業又は漁業に関連する業務を行っている者であること(漁業協同組合、漁業協同組合連合会等)
②地方公共団体又は①に掲げる者が資本金の過半数を出資していること
③地方公共団体の職員又は①に掲げる者若しくはその役員若しくは職員が役員であること、その他地方公共団体又は①に掲げる者が業務執行に実質的に関与していると認められる者であること

※労働者派遣事業における派遣先の対象地域については、派遣元責任者が日帰りで派遣労働者からの苦情の処理を行い得る地域とされていることが必要であるところ、労働者派遣形態による特定技能外国人の受入れについては、派遣先の対象地域が苦情処理を含めた外国人労働者の雇用管理を適切に行うことができる範囲となっていることが必要です。

③漁業特定技能協議会に対し必要な協力を行う登録支援機関に委託すること

特定技能所属機関が特定技能外国人支援計画の実施を登録支援機関に委託する場合には、当該登録支援機関は、漁業特定技能協議会に対し、必要な協力を行うものでなければなりません。

労働時間などの労務管理について

漁業については、労働時間・休憩・休日に関する労働基準法等の規定は適用除外となりますが、特定技能外国人の意向も踏まえつつ、労働基準法等に基づく基準も参考にしながら、過重な長時間労働とならないよう、適切に労働時間・休憩・休日を設定する必要があります

まとめ

今回は特定技能「漁業分野」の基準について、紹介しました。

漁業分野では65歳以上の熟練の高齢労働者が順次引退していくことから、毎年1,000 人の新規雇われ就業者を維持しても、今後も人手不足の深刻化が見込まれています。

生産性の向上、国内人材の確保に向けた最大限の努力を不断に行ったとしてもなお、人手不足の状況を直ちに改善することは困難です。

我が国の漁業の存続・発展を図り、国民のニーズに応じた水産物を安定的に供給する体制を確保するとともに、漁業が健全に営まれることを確保する為にも、一定の専門性・技能を有し、即戦力となる特定技能外国人の活躍が期待されます!

NES(ネバーエンディングスピリッツ)協同組合では「特定技能者で働きたい外国人の方」と「特定技能者を採用したい企業やお店」のマッチングをお手伝いします。お気軽にご相談下さい!

参考:
「特定の分野に係る特定技能外国人受入れに関する運用要領-漁業分野の基準について-」法務省・農林水産省
「「漁業分野における特定技能の在留資格に係る制度の運用に関する方針」に係る運用要領」農林水産省
「新たな外国⼈材受⼊れ制度に関するQ&A(漁業)」農林水産省
「特定技能外国人材の受入れ制度について(漁業分野)」水産庁
「新たな外国人材受入れ制度に係る制度説明会(漁業分野)」水産庁

★試験案内★介護技能評価試験/介護日本語評価試験スケジュール【2023年3月実施分】(2023年3月5日現在)

介護技能評価試験/介護日本語評価試験の2023年3月のスケジュールと、試験内容について紹介します。

最新情報や詳細につきましては、厚生労働省のウェブサイトでご確認ください。
👉「介護分野における特定技能外国人の受入れについて」厚生労働省

介護技能評価試験/介護日本語評価試験スケジュール【2023年3月実施分】

介護技能評価試験/介護日本語評価試験は、日本国内と海外で実施されます。

それぞれのスケジュールは以下になります。

国内試験

試験は47都道府県で実施されます。
2023年3月までのスケジュールが発表されております。

👉2023年3月のスケジュール【PDF】

海外試験

試験はカンボジア・インドネシア・モンゴル・ミャンマー・ネパール・フィリピン・タイ・スリランカ・インド・ウズベキスタンで実施されます。

2023年3月のスケジュールが発表されております。

👉2023年3月のスケジュール【PDF】

受験手続きの流れ

専用の予約受付サイトから受験を申し込みます。

国内試験の申し込み方法はこちら
👉「介護技能評価試験・介護日本語評価試験 国内試験 申込手順」厚生労働省【PDF】

試験申し込みはこちら
👉「予約受付サイト」

※試験日の3営業日前の23:59まで、予約・変更・キャンセルが可能です。
※2ヶ月後(60日後)までの試験予約が可能です。また、試験受験後、45日間は次の受験ができません。
※日本国籍の者は受験することができません。

介護技能評価試験・介護日本語評価試験について

介護技能評価試験・介護日本語評価試験の試験水準や実施方法などは以下となります。

介護技能評価試験とは

試験水準介護職種・介護作業の第2号技能実習修了相当の水準である介護技能実習評価試験と同等
※介護業務の基盤となる能力や考え方等に基づき、
 利用者の心身の状況に応じた介護を自ら一定程度実践できるレベル
実施方法学科試験・実技試験
実施方式コンピュータ・ベースド・テスティング(CBT)方式
試験科目学科試験
①介護の基本 ②こころとからだのしくみ ③コミュニケーション技術 ④生活支援技術
実技試験
判断等試験等の形式による実技試験課題を出題
受験料1,000円程度
合格基準問題の総得点の60%以上

出題基準👉「介護知識・技能に関する出題基準」【PDF】
サンプル問題👉「介護技能評価試験 サンプル問題」【PDF】

介護日本語評価試験とは

試験水準介護現場で介護業務に従事する上で支障のない程度
実施方式コンピュータ・ベースド・テスティング(CBT)方式
試験科目①介護のことば ②介護の会話・声かけ ③介護の文書
受験料1,000円程度
合格基準問題の総得点の60%以上

サンプル問題👉「介護日本語評価試験 サンプル問題」

介護技能評価試験・介護日本語評価試験の学習用テキスト等について

介護技能評価試験・介護日本語評価試験に対応する学習用テキスト等が、(公社)日本介護福祉士会より公開されています。

介護の特定技能評価試験学習用テキスト

■日本語版【PDF】 ■英語版【PDF】

外国人のための介護福祉専門用語集

■英語版【PDF】

外国人のための介護福祉士国家試験一問一答

■日本語版【PDF】
■英語版【PDF】

日本語・英語版のほか、クメール語版・インドネシア語版等、全10ヶ国語が厚生労働省のウェブサイトにて公開されています。

👉「介護分野における特定技能外国人の受入れについて」厚生労働省

まとめ

2023年3月5日現在で発表されている試験情報は、以上となります。

最新情報や詳細につきましては、厚生労働省のウェブサイトでご確認ください。
👉「介護分野における特定技能外国人の受入れについて」厚生労働省

NES(ネバーエンディングスピリッツ)協同組合では「特定技能者で働きたい外国人の方」と「特定技能者を採用したい企業やお店」のマッチングをお手伝いします。お気軽にご相談下さい!

参考:「介護分野における特定技能外国人の受入れについて」厚生労働省

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