【出入国在留管理庁】「令和3年9月末の特定技能制度運用状況」について
目次
令和3年11月19日、出入国在留管理庁より「令和3年9月末の特定技能在留外国人数」が公表されました。
特定技能在留外国人数(速報値)は定期的(3ヶ月毎)に公表されています。
※令和3年9月末現在、特定技能2号外国人の在留はありませんので、公表値は全て特定技能1号在留外国人数です。
詳細は出入国在留管理庁ウェブサイトにてご確認下さい。
👉「令和3年9月末の特定技能制度運用状況」について」出入国在留管理庁
👉「特定技能1号在留外国人数(令和3年9月末現在)」出入国在留管理庁
特定技能在留外国人数の推移
平成31年4月~令和3年9月末現在の、特定技能在留外国人数の推移(速報値)です。
総数は38,337名。
内訳は、
①在留資格変更許可を受け「特定技能」で在留…33,195名
②上陸時に「特定技能」の許可を受けて在留…5,142名
となっております。
国籍・地域別特定技能在留外国人数の推移
令和3年9月末現在〈速報値〉では、ベトナムが最多で23,972名、前回同様、全体の60%以上を占めています。
フィリピンが3,591名で9.4%、中国が3,194名で8.3%、インドネシア8.0%、ミャンマー4.5%と続きます。
都道府県別特定技能在留外国人数の推移
令和3年9月末現在〈速報値〉では、愛知県が最多で3,314名・8.6%、千葉県が2,607名・6.8%、埼玉県が2,305名・6.0%、茨城県が2,158名・5.6%、東京都5.6%、大阪府5.2%と続きます。
令和3年3月末と比べると、3位4位だった埼玉県・茨城県が東京都より増えております。
愛知県・埼玉県は半年で1,000人以上増加しております。
分野別特定技能在留外国人数の推移
令和3年9月末現在〈速報値〉では、飲食料品製造業が最多で13,826名・36.1%を占めております。
次に農業:5,040名・13.1%、介護:3,947名・10.3%、建設:3,745名・9.8%と続きます。
令和3年3月末の段階では5番目だった介護が3番目に変化しております。
介護分野は令和3年3月末と比べて、令和3年9月末で2,242名と約1,000名増加しております。
業務区分別の人数はこちら👇
技能試験等の実施状況について(令和3年9月末現在〈速報値〉)
技能試験
国内・海外(7ヶ国)の合計受験者数87,315人。
内、合格者数56,406人となります。
日本語試験(日本語基礎テスト)
国内・海外(7ヶ国)の合計受験者数35,473人。
内、合格者数は14,435人となります。
分野別に見ていくと、技能試験最多受験者数は介護分野の33,016人、合格者数は21,960人。
次が外食業分野で受験者数21,727人、合格者数11,892人となります。
※介護分野における介護日本語試験は、受験者数及び合格者数に計上されておりません。
登録支援機関数(令和3年9月末現在〈速報値〉)
登録支援機関数の総数は6,438件。
令和3年6月末時点から282件増加しています。
内訳は、株式会社・合同会社等の会社が3,503件・54.0%で過半数を占めております。
中小企業事業協同組合が1,718件・26.5%で2番目、行政書士(個人) が455件・7.0%、一般社団法人2.8%と続きます。
まとめ
新型コロナウイルスの水際対策が徐々に緩和され始めている現在。
先日、14分野すべてで「在留期間をなくす方向で調整が入った」と報道されました。
介護分野においては、10月21日からの3日間で介護福祉士や看護師を目指すフィリピンからの入国者が234人が入国したと報道がありました。
記事はコチラ👉「介護福祉士目指す外国人の入国再開 実技研修後 現場へ」NHK
人手不足を解消する為に始まった「特定技能制度」。
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参考:
「令和3年9月末の特定技能制度運用状況」について」出入国在留管理庁
「特定技能1号在留外国人数(令和3年9月末現在)」出入国在留管理庁