【出入国在留管理庁】「令和3年6月末の特定技能制度運用状況」について
目次
令和3年8月25日、出入国在留管理庁より「令和3年6月末の特定技能在留外国人数」が公表されました。
特定技能在留外国人数(速報値)は定期的(3ヶ月毎)に公表されています。
※令和3年6月末現在、特定技能2号外国人の在留はありませんので、公表値は全て特定技能1号在留外国人数です。
詳細は出入国在留管理庁ウェブサイトにてご確認下さい。
👉「令和3年6月末の特定技能制度運用状況」について」出入国在留管理庁
👉「特定技能1号在留外国人数(令和3年6月末現在)」出入国在留管理庁
特定技能在留外国人数の推移
平成31年4月〜令和3年6月末現在の、特定技能在留外国人数の推移(速報値)です。
総数は29,144名。
内訳は、
①在留資格変更許可を受け「特定技能」で在留…23,917名
②上陸時に「特定技能」の許可を受けて在留…5,227名
となっております。
国籍・地域別特定技能在留外国人数の推移
令和3年6月末現在〈速報値〉では、ベトナムが最多で18,191名、前回同様、全体の60%以上を占めています。
フィリピンが2,621名で9.0%、中国が2,499名で8.6%、インドネシア8.0%、ミャンマー4.3%と続きます。
令和3年3月末では4番目だったフィリピンが、9.0%で2番目に上がっています。
都道府県別特定技能在留外国人数の推移
令和3年6月末現在〈速報値〉では、愛知県が最多で2,559名・8.8%、千葉県が2,122名・7.3%、東京都が1,751名・6.0%、埼玉県が1,708名・5.9%、茨城県5.6%、大阪府5.2%と続きます。
順位は令和3年3月末の時点と変化はありませんが、愛知県では約500名、千葉県では約450名増加しています。
分野別特定技能在留外国人数の推移
令和3年6月末現在〈速報値〉では、飲食料品製造業が最多で10,450名・35.9%を占めております。
次に農業:4,008名・13.8%、建設:2,781名・9.5%、介護:2,703名・9.3%と続きます。
令和2年12月末の段階では7番目だった介護が4番目に、逆に4番目だった産業機械製造業が5番目に変化しております。
令和2年12月末と比べて、飲食料品製造業の比率はほぼ横ばいですが、
増加数で見てみると、令和2年12月末から令和3年6月末で4,686名と約1,000名増加しております。
業務区分別の人数はこちら👇
技能試験等の実施状況について(令和3年6月末現在〈速報値〉)
技能試験
国内・海外(7ヶ国)の合計受験者数73,695人。
内、合格者数47,270人となります。
日本語試験(日本語基礎テスト)
国内・海外(7ヶ国)の合計受験者数32,075人。
内、合格者数は13,097人となります。
分野別に見ていくと、技能試験最多受験者数は介護分野の28,174人、合格者数は18,755人。
次が外食業分野で受験者数19,044人、合格者数10,388人となります。
令和3年3月末では、農業が2番目に受験者数が多かったのですが、今回は外食業・飲食料品製造業に続き4番目でした。
※介護分野における介護日本語試験は、受験者数及び合格者数に計上されておりません。
登録支援機関数(令和3年6月末現在〈速報値〉)
登録支援機関数の総数は6,156件。
令和3年3月末時点から366件増加しています。
内訳は、株式会社・合同会社等の会社が3,349件・54.0%で過半数を占めております。
中小企業事業協同組合が1,642件・26.5%で2番目、行政書士(個人) が438件・7.1%、一般社団法人2.8%と続きます。
まとめ
コロナ禍での渡航制限により、来日・帰国が難しい時期が続いていますが、
そんな状況でも、特定技能外国人は毎月2,000名程増加しております。
令和3年5月〜6月では、約2,800名増加しております。
技能実習生が特定技能の資格を取得し、特定技能外国人として長く働く外国人が増えつつあります。
深刻な人手不足である特定産業分野にて、即戦力として活躍される事を期待しております!
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参考:
「令和3年6月末の特定技能制度運用状況」について」出入国在留管理庁
「特定技能1号在留外国人数(令和3年6月末現在)」出入国在留管理庁